消えゆく魅惑の空中遊具 シーソー

長い板の中心を支点にして両端にそれぞれ人が乗り、上下運動を繰り返して遊ぶ遊具・シーソー。全国に1万6735基ある。(2007年の国土交通省の調査より)ヨーロッパでは、17世紀ごろから土を積んだ上に木を置いてシーソーのようなものが行われていた。日本には明治時代(19世紀)に体育遊戯として伝来した。別名として「ぎっこんばったん」(東北、近畿の一部、中国・四国の一部、九州北部の出身者に呼ぶ人が多い)や「ぎったんばっこん」(関東全域や九州の一部の出身者に呼ぶ人が多い)などと言われている。近年は事故のリスクが高いこともあり、撤去する公園も出てきている。シーソーの板が地面につくときの衝撃を緩和するためにタイヤをクッションにすることが多い。値段は1台税抜25万円。(都村製作所)画像︙山根公園(新居浜市ホームページより引用)画像のシーソーはハンドルが両端に2個ずつ付いていて、片側に複数人乗れる。

支点シーソーといわれる一般的なシーソーの他に、バネの力で上下運動を行うばねシーソーや、握る部分が高い位置にあり、その両端に人がぶら下がって遊ぶブラ下がりシーソー(現在は危険なので撤去が進んでいる)18世紀からある4人乗りの十字型シーソーなどの種類がある。